【ゲーム紹介】DEATH STRANDING(デス・ストランディング)

004デスストランディング ゲーム紹介

『DEATH STRANDING(デス・ストランディング)』は、小島秀夫監督が率いるコジマプロダクションが開発し、2019年に発売されたアクションアドベンチャーゲームです。
最初はPlayStation 4向けにリリースされ、その後PC(Steam・Epic Games Store)やPlayStation 5でも発売されました。

ストーリー

近未来のアメリカでは、「デス・ストランディング現象」により世界が崩壊し、人類は孤立した都市に分断されてしまいました。
主人公のサム・ポーター・ブリッジズは、「ブリッジズ」という組織に所属し、荷物を届けながら各地を繋げる「配送人(ポーター)」として活動します。
彼の使命は、人々の絆を取り戻し、分断された社会を再び一つにすることです。

デスストランディング現象

世界の崩壊に陥った原因であり、このゲームのユニークな世界観を語る上で欠かせないのは「デス・ストランディング現象(Death Stranding)」です。

この現象は、生と死の境界が曖昧になり、霊的な存在(BT)が現実世界に現れるという超常現象です。
そして世界にさまざまな異常を引き起こす『災害』という側面も持っています。

デス・ストランディング現象の主な影響

1.BT(ビーチ・シングス)の出現
BT(Beached Things)は、死者の魂がこの世に留まり、可視化された存在です。
通常の人間には見えませんが、BB(ブリッジ・ベイビー)や特殊な能力を持つ人は感知できます。
BTに捕まると「ボイドアウト」が発生し、大爆発を引き起こします。

2.ボイドアウト(Voidout)
生きた人間がBTに取り込まれると、巨大な爆発(ボイドアウト)が発生し、その地域一帯がクレーター状になります。
ボイドアウトは、戦争や核兵器以上の破壊力を持ち、人類社会の崩壊を加速させました。

3.時雨(タイムフォール)
デス・ストランディング後に降る特殊な雨です。
この雨に触れると、物質が急速に老化・劣化し、人間が直接触れると、肌がシワシワに老化してしまいます。

4.ビーチ(Beach)の存在
『DEATH STRANDING』の世界では、「ビーチ」と呼ばれる死後の世界と現実世界がつながっています。
それぞれの人が独自のビーチを持っており、デス・ストランディングによってこのビーチが現実と干渉し始めました。

5.ネクロシス(Necrosis)
デス・ストランディング以降、死亡した人間の遺体を放置するとBT化します。
そのため、遺体は迅速に処理(火葬など)しなければなりません。

デス・ストランディング現象の原因

デス・ストランディング現象の根本的な原因は、作中で徐々に明かされていきます。
重要なキーワードとして、「滅亡因子(Extinction Factor)」という概念があり、人類がこれまで経験してきた「大絶滅(大量絶滅)」と関連していることが示唆されています。

デス・ストランディング現象とは、「生と死の境界が曖昧になり、霊的な存在(BT)が現実世界に現れたことによる災害」です。
この現象により、世界は分断され、配達人(ポーター)が物資を運ぶことで人々を繋ぐことが求められています。

物語を進めることで、デス・ストランディングの本当の意味や、なぜこの現象が発生したのかが明らかになっていきます。

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ゲームの世界観、そこで生きる人々について

「DEATH STRANDING」の世界では、デス・ストランディング現象の影響により人類社会が崩壊し、人々はかつての都市を放棄して、地下施設や隔離されたシェルターで暮らしています。
その生活はかなりディストピア的ですので、紹介したいと思います。

1.分断された社会
地上はBT、時雨、ミュール(略奪者)などの脅威により危険なところとなっています。
そのため人々は都市やシェルターに閉じこもるようになりました。

インターネットのような情報網は途絶え、物資の供給も困難になっています。
このため、ほとんどの人々は地下施設に閉じこもり、他者との直接的な交流を避けて生活しています。

2.物流の停止とポーターの役割
物流が崩壊したため、食料・医療品・生活物資の供給が滞るようになりました。
各地のポーター(配送人)が荷物を運ぶことで社会を維持しています。
主人公サムのような優秀なポーターは、孤立した人々をつなぐ重要な存在となっています。

3.組織の支配と独立した生存者
世界崩壊後の過酷な環境の中で、新しい考え方、新しいコミュニティーが生まれ、人々はそれに参加したり、対立したりしています。
いくつか代表的グループを紹介します。

ブリッジズ(BRIDGES)
アメリカ再建を目指す組織。
各地の都市やシェルターを「カイラル通信」でつなぎ、情報と物流を復活しようとしています。

プレッパーズ
シェルターに住む個人や小規模コミュニティの人々。
「ブリッジズ」に協力する者もいれば、政府を信用せず独立して暮らしている人もいます。

ミュール(MULE)
かつてはポーターでしたが、荷物を運ぶことに執着しすぎて略奪者になった集団です。
他人の荷物を襲って奪い、自分たちの集落に持ち帰ることをなりわいにしています。

テロリスト(ヒッグスの部隊)
ミュールよりさらに重度の配達依存者で、BTを利用して攻撃し、世界を完全に破壊しようとする過激派です。

4.「時雨」と「BT」による脅威
時雨(タイムフォール)が降ると、触れたものが急激に老化・劣化します。
建物やインフラが崩壊し、屋外の移動が困難になり危険です。

BT(ビーチ・シングス)と呼ばれる、死者の魂が現実に干渉する存在も脅威です。
人間に取り憑き、捕まると「ボイドアウト(大爆発)」が発生するため、人々は地上を避けて生活せざるえません。

5.「カイラル通信」
「カイラル通信」は、ブリッジズが導入する新しい通信システムです。
従来のインターネットが機能しなくなった世界で、瞬時に情報やデータを共有できる技術で、3Dプリンターのような技術を使って、武器や道具を遠隔で作ることが可能になります。

しかし、一部の人々は「カイラル通信」に不信感を抱き、独立した生活を続けています。

ゲームシステム

『デス・ストランディング』は独特なゲームシステムが特徴的です。

1.オープンワールド探索
広大なフィールドを歩いて移動しながら荷物を届けるという一見単調で単純なゲームですが、プレイしてみるとその奥深さ、世界観の作りこみに驚かされます。

崖や川、雪山などの地形がリアルに再現され、ルート選びが重要です。
はしごやロープを使って険しい地形を攻略したり、荷物の積み方や重量バランスを考えながらの移動も必要です。

2.BT(ビーチ・シングス)との戦い
霊的存在「BT」に遭遇すると、戦闘で排除したり、時にはステルスで避けたりします。
雨(時雨/タイムフォール)に当たると物や人が老化するため注意が必要。

3.ソーシャル・ストランド・システム
他のプレイヤーが残した梯子や橋などの「痕跡」がオンライン上に反映され、間接的に協力し合うことができます。
また、『いいね』を送り合うことで、貢献が評価されます。

人と人をつなぐ

『デス・ストランディング(DEATH STRANDING)』は、配達を通じて世界を繋げるという独特なテーマを持ったゲームで、映像美や物語、俳優陣の演技も高く評価されています。
「歩くことの大切さ」「人と人をつなぐ」といった深いテーマがあり、他のゲームにはない唯一無二の体験ができます。

ゲーム内の世界では、人々は地下に閉じこもりながら孤立した生活を送ったり、物流がほぼ停止し、ポーターのような配送人が物資を届けることで社会が維持されていたりします。
またブリッジズは「カイラル通信」で人々を再び繋ごうとしていますが、ミュールやテロリストといった敵対勢力も存在し、完全な復興は難しい状況です。

これらはディストピア的世界と言えるでしょう。ゲームをプレイすることでこれから訪れる現実未来の参考になるかもしれません。
「人と人をつなぐ」ことの大切さを、このゲームをプレイした人は思い出すのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。